日本でレアメタル採掘が報道された理由
レアメタルが日本で採掘されたことで話題に
なっています。
レアメタルとは一体なんでしょうか。
レアメタルとは様々な理由により使用量、流入量ともに少ない希少金属のことを指しています。
金やプラチナも希少金属ではないか?
と思われる方もいるかもしれませんが、それらは貴金属という部類に属します。
レアメタルとはしかも具体的に定められています。それは
リチウム、コバルト、ニッケル、チタン、マンガン、白金、ベリリウム、ホウ素、バナジウム、クロム、ガリウム、ゲルマニウム、セレン、ルビジウム、ストロンチウム、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、パラジウム、インジウム、アンチモン、テルル、セシウム、バリウム、ハフニウム、タンタル、タングステン、レニウム、タリウム、ビスマス、レアアース
等々です。
参照http://tech-journey.jp/column/レアメタルの基礎と加工について/
今回の採掘ではリチウム電池に必要な金属ということでリチウムの採掘の可能性が考えられます。
何に使用されるの?
主な用途は以下の五つになります。
1.次世代自動車
2.家電4品目
3.PC
4.電気、電子機器全般
5.携帯電話
参照http://www.cjc.or.jp/raremetal/around-life
今回採掘されたリチウムに至っては次世代自動車EVなどの用途にも使用される可能性があります。
ここでは話題にはいります。
上の5つって割と見ますよね。
じゃあなんで今回の採掘がメディアに取り上げられたのでしょうか。
それは日本のレアメタルはほとんど輸入に頼っているからです。
しかもこれらの日本へ輸出している国はアフリカや中南米国が多く安定的な供給が問題になっていました。
日本でのレアメタル採掘は価格安定化に!?
近年金属価格の動きは激しくなっています。
日本で採掘に成功したとすれば供給量にもよりますが十分考えられます。さらには国際競争力としての強みとなることでしょう。
しかしながら採掘と生産は異なります。
通常は採掘に成功したとしても安定的な生産には10年から20年という時間がかかるケースが多いとされています。
これからの量産化へのニュースに期待したいと思います。